社内Blog構築メモ(WordPress MU)
取り敢えず来期(9月)から社内Blogとして経営陣や新規プロジェクト担当者が
情報発信していく場を提供していこうかと言うことになり社内Blog構築を手がけてみました。
Baseはもちろん手慣れたCentOS。
今までWindowsServerしかなかった会社なので俺が来ていきなりLinux環境を
作り上げましたが、まだリリースされてないでの、こっそりと進んでる感じw
まぁユーザーさんはWindowsServerだLinuxだって意識することは無いから
誰もわからんだろうなぁw
少し話はそれましたがBlogエンジンの選択が一番悩んだかな・・・
両方とも超メジャーなBlogエンジンですが色々見てても、どっちが良いか・・・
なんて色々悩む始末w
Web上にも様々な情報がありましたがMovableTypeよりWordPressの方が
環境構築も簡単なところだけで決めてしまいましたw
本来WordPressにはマルチユーザー版が無く、一つのサーバで複数のBlogを立ち上げる場合には
ユーザーディレクトリにインストールしていかないと・・・って言うデメリットがあるんですが
【WordPress MU】と言うWordPressの複数ユーザー(multi user)版があることを知り
ほっと一安心。
WordPressの公式サービス提供版としてwordpress.comがあるんですが
そこで使用しているものだそうです。
ただ通常のWordPressとインストールの手順が違うと言うか何というかだったので
簡単に自分用の備忘録として残しておきます・・・
現在の最新バージョンは2.8.4a version
aが付いてるって事はαバージョンなのか?
でも公式ページのDownloadから他のバージョンが落とせなそうだったので
正式リリースと受け取ってダウンロードw
Blog Tool and Publishing Platform
■CentOS上でWebサーバとMySQLサーバを構築。
【Webサーバ構築】
httpd.confを一通り設定しPerlも有効にして
シンボリックリンクも張ります。
その後httpd起動。
【MySQLサーバ構築】
・vi /etc/my.cnf ← MySQL設定ファイル編集
[mysqld]
datadir=/var/lib/mysql
socket=/var/lib/mysql/mysql.sock
# Default to using old password format for compatibility with mysql 3.x
# clients (those using the mysqlclient10 compatibility package).
old_passwords=1
default-character-set = utf8 ← 追加(MySQLサーバーの文字コードをUTF-8にする)
以下を追加(MySQLクライアントの文字コードをUTF-8にする)
[mysql]
default-character-set = utf8
MySQL起動
・/etc/rc.d/init.d/mysqld start
・chkconfig mysqld on
■WordPress-muインストール
一通り動作環境が整ったら次に本題のWordPressのインストールです。
インストール前に事前作業としてMySQLにWordPress用のデータベースを作ります。
MySQLへrootアカウントでログインし
・mysql> create database wordpress;
・mysql> grant all privileges on wordpress.* to wordpress@localhost identified by 'パスワード';
【1行目で「wordpress」のデータベース作成。2行目で「wordpress」ユーザとパスワード設定】なので
・データベース名
・ユーザー名
・パスワード
を控えておく。
■Wordpress-muをインストール
現時点では前述の通り2.8.4aとなっておりますので
・unzip wordpress-mu-2.8.4a.zip
にて解凍し、任意のフォルダに中身もしくはフォルダごと移動して下さい。
自分の場合は【var/www/html】内に中身をまるごと移動しました。
そして移動先ほフォルダと「wp-content」ディレクトリのパーミッションを「777」に変更。
・chmod 777 /var/www/html /var/www/html/wp-content
ウェブブラウザで、インストールしたURLにアクセスする。
そして下図が表示されたら第一段階は成功♪
次に初期設定に進みます。
1. サブドメインかサブディレクトリかを選択する。(問題なければ、サブドメイン推奨)
2. MySQLのデータベース名を入力する。
3. MySQLのユーザ名を入力する。
4. MySQLのパスワードを入力する。
5. MySQLのホスト名を入力する。(今回はそのまま)
6. URLを入力する。サブドメインでも使用可能だが、使用不可能のホスト名がある。
初期設定の使用不可能ホスト → www web root admin main invite administrator
入力例1)example.jp
入力例2)blog.example.jp
7. サイト名を入力する。
8. メールアドレスを入力する。インストール終了後に入力アドレス宛にパスワードが送信される。
9. [Submit]ボタンをクリック。
エラーが出ず正常終了の画面が出たらadminアカウントのパスワードが表示されるので
控えておく。
パーミッションを「777」にしたディレクトリを「755」に戻す。
・chmod 755 /var/www/html /var/www/html/wp-content
これで完了。
次に日本語化してみる。
Google Code Archive - Long-term storage for Google Code Project Hosting.
ここから最新版をDL
【現時点ではwordpress-muが「2.8.4a」で日本語化ツールは「2.8.2用」でしたが
特に問題なくインストール出来ました。】
1:ダウンロードして展開後、wp-content に languages フォルダを作り、ここに ja.mo をアップロード。
2:ブログごとの設定: 管理画面の Settings -> General -> Blog Language ドロップダウンメニューから Japanese を選択し、「Save Changes」をクリック。
3:サイト全体の初期設定: 管理画面の Site Admin (サイト管理) -> Options (設定) の
Site Wide Settings の Default Language: (初期設定言語:)で「Japanese」を選択し
「Update Options」をクリック。
4:WordPress ルート直下の wp-config.php ファイルを開き
「WPLANG」の箇所を次のように設定 (未設定の場合のみ)
define ('WPLANG', 'ja');
後はサイト管理へアクセスしBlogのカスタマイズをしていきましょう♪