亡国の危機

いよいよ今日は衆院選ですね。
今回の衆院選は国民の熱狂度が違う。
考えてるのか肌で感じてるのか分からないけど郵政民営化の時の小泉劇場の時の
1.6倍の不在者投票があったそうだ。


しかし本当に今、日本という国が亡くなる、亡国の危機であることを理解しているのだろうか。
今まで日本という国が政府という機能を有してから実に二回の危機を乗り越えてきた。
一度目は明治維新
どっちに転ぶか分からない中、国民が士農工商身分制度から解放され
民主化の第一歩を踏み出した日だ。


二度目は太平洋戦争。
この時は敗戦を味わい、本当に日本という国が無くなる一歩手前だった。
アメリカと言う国が相手だったお陰なのか、無事復興を成し遂げて世界有数の国家を
築き上げるまでに至った。


1度目と2度目。
共に俺は生を受けていないので文献等でしか知るよしはないが
この時の国民の熱狂度は推して知るべし。
本当に凄かったんだろうなと感じることが出来る。


長くなったが個人的には今回の衆院選は3度目の亡国の危機なのでは無いかと思っている。
そして、その国民の熱狂度も近いものがあるのでは無いかと思っている。
世界的金融危機を発端とした経済不況や派遣切り、少子化対策国民年金問題。
課題は山ほどある情勢。


今まで自民党政権でこんな事になったんだからと言った空気がもの凄く濃くなっており
政権交代が一大キーワードに躍り出ているが・・・


本当に良いのか考えたことはあるのか甚だ疑問に感じている。
前回、記事にした事もあるが民主党に政権を任せて本当に日本が良くなるのか考えているのだろうか。


一度、民主党に政権を渡して自民党は下野して反省すべしと言った意見も
そこかしこで耳にする。


しかし今回の選挙で民主政権誕生になったとしたら
もしかしたら、この先10年は自民党は一大野党として存在感を示すしか無い立場になってしまう
危険性が潜んでいる。


そして民主党が今まで何をしてきたか、もう一度自分自身で調べてみてほしい。
そして民主党がこれからやる事、やろうとしている事を、しっかり見て考えて咀嚼してみて欲しい。


絶対に政権交代させてはならない選挙だと俺は思う。
政権交代させてしまったら間違いなく亡国の危機に陥る。
今でも既に死に体政府である事は間違いない。
しかし、それ以上に酷い現実が待ち受けている事は間違いない。
終戦直後・・・それに近い現実。


それを乗り越えて行けるのは、やはり自民党だけなんじゃないかと思う。
麻生さんの支持率低迷の理由は分かるが理解は出来ない。
なぜ、あそこまで叩かれなくてはならないのか、何故叩くのか。
本当に国民はしっかり考えて叩いているのか疑問を感じる部分だ。


30日の朝起きて、投票会場に行く前にもう一度、調べて考えて、じっくりと選挙に挑んで欲しい。
民主政権になっての10年後の日本。
自民政権が首の皮一枚繋がって生きながらえた10年後の日本。

マニフェストなんてものは、その場しのぎの美辞麗句。
これから、こうしていきたいから最大限努力していきますって言う形だけのもの。
努力したけど出来ない事なんて、この世の中死ぬほどある。
それを鵜呑みにしてはいけないって事を肝に銘じて欲しい。


今回の選挙は次の衆院選の為の繋ぎの選挙ではない。
10年後の日本を占う、いや10年後の日本を決める為の選挙だ!


国民の熱狂度が、それをおかしな方向に持って行かないことを祈るばかり。


そして最後に・・・絶対に選挙には行く!これが一番大事。
今回の選挙に行かないことを10年後に悔やんでも悔やみきれなくなるぞ!絶対に・・・


1年365日の内、1日くらい真面目に日本という国のこと、自分が存在している国の事。
そして日本という国の未来。自分の10年後
自分が住んでいる国の10年後を真面目に考えても良いんじゃない?


真面目に考えて真剣に悩んで投票した人間には、ドコの政党に投票しても文句は言わない。
でも中途半端な気持ちで投じた一票、選挙を放棄した人に10年後苦しくなったのは
政府のせいだとは絶対に言って欲しくない。いや・・・言わせない。
それくらい大事な日になるよ・・・2009年の8月30日は。