PDF Readerアップデート

地味にですがPDF Reader2種類のアップデートがされてました。


まずはメジャーなAdobe Reader9。
こちらはバージョン9からバージョン9.1にアップデートされています。
深刻な脆弱性が修正されているとの事なので、早めにアップデートしましょう。


※追記
既に9.0をインストールしているユーザが9.0上から「ソフトウェアの更新」を行っても
9.1にならず9.0のまんまでした。(これで脆弱性の修正が行われているか不明。)
9.1にするには下記から9.1を新たにダウンロードしてきてインストールしないと駄目でした。
(9.1インストール時に9.0は自動検出されアンインストールされました。)
Adobe Acrobat Reader DC インストール (すべてのバージョン)


「Adobe Reader 9.1」「Acrobat 9.1」公開、深刻な脆弱性を修正

Adobe Systemsは10日、深刻な脆弱性を修正した「Adobe Reader 9.1」と「Acrobat 9.1」を公開した。
現在、Windows VistaWindows XP SP2/SP3、Windows Server 2008/2003
Windows 2000 SP4(Adobe Readerのみ)に対応したWindows版と
Mac OS X 10.4.11〜10.5.5に対応したMac版を同社サイトよりダウンロードできる。
追って、Unix版も3月25日までに公開する予定だ。


この脆弱性は、Adobe Systemsがすでに2月19日付のセキュリティアドバイザリで存在を公表し
注意を呼び掛けていたもの。
細工が施されたPDFファイルなどを開くことで、アプリケーションのクラッシュが引き起こされ
攻撃者によりシステムを操作される恐れがある。
リモートからも悪用可能で、すでに悪用された攻撃の報告もあるという。
深刻度は4段階中で最も高い“Critical”とレーティングされており
ユーザーに対してアップデートを推奨している。


なお、この脆弱性は、Adobe Reader 9およびAcrobat 9 Standard/Pro/Pro Extendedだけでなく
それ以前のバージョンにも影響する。
Adobe Systemsでは、旧バージョンであるAdobe Reader 8/7およびAcrobat 8/7についても
3月18日までにアップデートを提供する予定だ。
それまでの対策として、ウイルス対策ソフトベンダーなどから発表されている情報を
Adobe Product Security Incident Response Teamの公式ブログで紹介している。


攻撃も発生中:Adobe、ReaderとAcrobatの脆弱性に対処 - ITmedia NEWS

Adobe Systemsは3月10日、Adobe Reader 9.1とAcrobat 9.1をリリースし、深刻な脆弱性を解決した。
この脆弱性は2月に発覚し、これを突いたゼロデイ攻撃も発生していた。

ゼロデイ攻撃も発生してたとの事なので気をつけないとですねぇ・・・
ガクガク*1ηナンダカコワイワァ


続いて軽量なPDFビューアとして有名なFoxit PDF Reades。
Foxit Software | PDF Editor Software & PDF Solutions


PDF閲覧ソフト「Foxit Reader」に脆弱性、修正版が公開

米Foxit Softwareは9日、PDF閲覧ソフト「Foxit Reader for Windows」に脆弱性が発見されたとして
バージョン3.0および2.3の修正版を公開した。
修正版はFoxit Softwareのサイトから無償でダウンロードできる。
Foxit Softwareではユーザーに対してアップデートを推奨している。


発見された脆弱性は、スタックベースのバッファオーバーフローに関するものと
認証の回避に関するもの、JBIG2画像の処理に関するものの3件。
これらの脆弱性が悪用された場合、悪意のあるPDFファイルを開いただけで
任意のコードを実行させられる危険があるという。

*1:(n;‘Д‘