鈴鹿で2輪レースの男性がフェンス激突死

2年前だったけ・・・大二郎が鈴鹿130R-シケイン間でフェンスに激突して亡くなったのって・・・
あの時は仕事も普段の生活も手につかないくらいに動揺し、悲しみ、狼狽しました。
それは俺だけでなく「大二郎」を知っている人間全てが同じ気持ちを抱き、そしてレースに関わる人間全てに「安全」と言う言葉の意味を再確認する時が訪れました。
しかし、あの時から2年と言う月日が流れて同様の悲劇が又、起こってしまいました・・・

確かにレースと言うスポーツは死と隣り合わせと言っても過言では無いのだろうけど、それを安全性を高めて最悪の結果にならないようにするのがサーキット側の責務だと俺は思う。

ハイサイドスリップダウン等でこけて自分のバイクに轢かれる、路面に叩きつけられる、他のバイクに轢かれる等はライダーからしてみれば充分予想範囲内の出来事だろうから充分に対処のし様がある。
しかし壁に叩きつけられると言うのはセーフティーゾーンが不十分であった結果、発生する事と考えられる。

前述したように最悪の結果にならない為にはサーキット側としては必要にして充分すぎるほどのセーフティゾーンの確保が何よりだと思うのだが、それが足らない事を起因としているなら、それはサーキット側の怠慢だと言わざるを得ないと思う。

確かにセーフティゾーンの確保は観客席や土地、コースレイアウトの絡みもあり興行者側としては一筋縄でいかない事は重々承知しているつもりだ・・・

しかし走る側としてはサーキットを信用しているからこそ尋常ではないスピードの領域へ足を踏み入れる事が出来ると言う事、そしてそれは命を掛けて行っている行為だと言う事を忘れないで欲しい。

あなた達は、その人たちの為にレースを開催してくれる数少ない理解者であると共に、彼らのお陰でご飯が食べられているのだから・・・

今のままでは、かつて隆盛を誇ったレーサーレプリカブームの再来はともかく、レース文化そのものの衰退にも繋がりかねない状況だと思います。

どうにかレース文化及びバイクに対する世間のイメージを良好化し発展する事を祈らずにはいられません。

今回の事故で亡くなられた佐藤さんへご冥福をお祈り致します。